韓国の環境政策に変化、紙コップ・プラスチックストローが店内でも利用可能に
作成日 23-11-17 16:30
写真提供:連合ニュース
韓国環境部が7日に発表した使い捨て品管理方案により、今後、カフェでの店内利用においても紙コップが使用可能となります。これに伴い、これまでの再利用可能なカップへの制約も緩和され、プラスチックストローも再び使用できるようになりました。同時に、ビニール袋の使用に関してもしばらくは制限が緩和される見通しです。
昨年11月に導入された「リサイクル法」の規制により、カフェや食堂での使い捨て品使用が禁止され、紙コップの使用が制限されていました。しかしこの度の発表で、プラスチックストローの利用期間が延長され、紙コップの使用が全面解禁されることが決定しました。
以前、プラスチックストローが制限された際には、一部のカフェでは紙ストローや生分解性ストローが使われていましたが、「飲み物の味が落ちる」「湿っていて使いにくい」といった利用者の不満が出ていました。紙製ストローはプラスチックに比べて価格が高いこともあり、自営業者の一部は規制を守るために費用をかけつつも消費者の不満を抱えていました。
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今回の方針転換により、これらの問題が一部解消される見通しとなりました。しかし、プラスチックストローとビニール袋の使用に関する具体的な規制期間が定められておらず、これが政策後退ではないかとの批判も根強いです。環境部は「自営業者の負担を軽減し、具体的な方針を検討していく」とコメントしています。
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