ソウル市、公共交通料金の値上げ延期
ソウル市、公共交通料金の値上げ延期
当初、4月に地下鉄とバスの値上可能性が高かった
政府から公共交通料金の値上げを凍結
ソウル市以外の他都市も公共交通料金の値上げを延期するかも
ソウル市は2月15日、当初2023年4月に予定されていた地下鉄、市内バス、村バスなど公共交通料金の引き上げ計画を下半期に延期すると発表しました。 政府は、物価高騰よる低所得世帯の負担を減らし、上半期の公共料金の凍結に伴う措置だと説明しました。 ソウル市は2015年の前回の料金引き上げ以後、累積していた地下鉄1兆2,000億ウォン、市内バス6600億ウォンの運行赤字を解消するため、4月から公共交通料金をそれぞれ300ウォンずつ引き上げる計画でした。
当初、4月に地下鉄とバスの値上する可能性が高かった
発言しているオ・セフンソウル市長、写真提供:連合ニュース
ソウル市の公共交通機関の最後の料金引き上げは2015年6月でした。 その後、人件費の増加と需要の減少により、市は営業赤字を累積しています。 政府は2018年に65歳以上の高齢者を対象に無料交通を導入し、2020年には62歳から64歳まで恩恵を拡大し、赤字がさらに大きくなりました。
このような理由で当初、市は市議会に提出した意見聴取で、「物価の上昇、人件費の上昇、需要の減少にもかかわらず、8年間凍結し、財政難が深刻化しています。 やむを得ず金利調整を推進しています」 と言いながら、地下鉄とバスが300ウォンまたは400ウォン、循環バスが400ウォンまたは500ウォン、広域バスが700ウォン、深夜バスが350ウォン、村バスが300ウォン値上する意志を見せました。
政府から公共交通料金の値上げを凍結
最近、韓国人は急増したガス料金で苦しんでいる、写真提供:連合ニュース
しかし、公共交通、電気、水道料金の引き上げが相次いで発表され、低所得層を中心に韓国人に大きな負担を与えています。 2022年12月、暖房費の都市ガス料金が急に高騰し、韓国人の激しい抗議が発生しました。 ユン大統領は低所得層が直面した困難を認め、2023年上半期に公共交通料金など主要公共料金を最大限凍結することを約束しました。
政府は物価安定のために努力してきましたが、現在3%を超える物価上昇率は依然として課題として残っています。 公共料金の凍結や公共交通料金の値上げの遅れに加え、政府は地方公共料金の安定化に向けて地方公共料金の安定化に努力するよう地方自治体に呼び掛けました。
ソウル市以外の他都市も公共交通料金の値上げを延期するかも
ソウル市が値上日程を延期することに連れ、他の都市も値上日程を延期する可能性が高くなりました。ソウル市と首都圏料金制で結ばれた仁川市も当初の値上げ案を延期する見込みです。