韓国・江華郡のナンジョンひまわり庭園:10万本の輝くひまわりが描く壮大な景色
写真提供:仁川観光公社
韓国・仁川広域市江華郡喬桐島のナンジョン里に位置するナンジョンひまわり庭園では、太陽の光を浴びて輝く10万本のひまわりが、黄色い波を描くような壮大な景色を見せています。
このナンジョンひまわり庭園は、約6年前に始まったプロジェクトで、ナンジョン里の住民約100人が共同で参加し、農作が難しい共有水面に10万本のひまわりを植えることで創り上げました。秋になると、美しいひまわり畑が広がり、首都圏最大級のひまわり名所として多くの観光客が訪れます。
庭園の敷地は約3,300平方メートルで、10万本のひまわりが咲き誇り、さまざまなフォトゾーンも設置されています。
写真提供:仁川観光公社
ナンジョンの村はナンジョン貯水池の南端に広がり、漢江河口の西海を望む位置にあります。ここでは住民たちが共同体を強化し、収入を増やすために休耕地を有効活用し、自分たちで庭園をつくり上げました。
庭園は夏の暑さの中、住民たちのボランティア活動によって守られ、午前8時から午後6時まで一般に公開されています。大人の入場料は2,000ウォンとなっており、訪れる人々が楽しむ場所となっています。
特に9月はひまわりが一層美しく咲く時期で、ひまわりフェスティバルも開催されますが、開花のタイミングによって差があることもあります。今年は台風や猛暑の影響で、開花が少し遅れているようです。
江華郡の関係者は、「ナンジョンひまわり庭園が江華を代表する観光地に成長するよう、住民たちの努力に感謝しています。この秋、山や海、草原、干潟が一体となった喬桐島で、江華の魅力を存分に楽しんでいただければ幸いです」と述べました。
喬桐島は、江華島の北西に位置する島で、知名度は高くありませんでした。以前は、喬桐島へ行くためには船を利用する必要がありましたが、2014年に江華島と喬桐島を結ぶ喬桐大橋(全長3.44km)が開通し、島へのアクセスが大幅に向上しました。