2024年韓国政策、外国人向け変更点要約
2024年には、外国人向けの新たな支援と制度改革が多く行われます。主な変更点は以下の通りです:
1. **E-9ビザ拡大**:非専門職ビザ(E-9)の許可業種が飲食店業、林業、鉱業、ホテル・コンドミニアム業などに拡大し、導入規模も過去最大の165,000人に増加します。これは、外国人労働者が様々な業種で働く機会を拡大し、韓国での雇用機会を増やすためのものです。
2. **デジタルノマドビザ**:海外リモートワーカーのためのワーケーション(Workation)ビザが導入されます。このビザにより、海外リモートワーカーは最大2年間、韓国で長期滞在しながら働くことができます。ただし、このビザは海外企業に所属している労働者で在職経験と一定以上の所得を証明できる場合のみ申請可能です。
3. **最低賃金上昇**:最低賃金が前年の9620ウォンから9860ウォンへと上昇します。この変更は全ての労働者に適用され、外国人労働者、臨時職、日雇い労働者、時間制などの雇用形態や国籍に関係なく適用されます。
4. **韓国語能力試験(TOPIK)の拡大**:韓国語能力試験(TOPIK)の海外試験実施回数が年間4回から8回に増加し、実施国も拡大します。これは、韓国留学を計画している外国人学生の便宜を図るためのものです。
5. **「気候同行カード」の導入**:ソウル市内の公共交通を月6万ウォン程度で無制限に利用できる「気候同行カード」が導入されます。このカードで、新盆唐(シンブンダン)線を除くソウル市内の全ての地下鉄と市内バス、コミュニティーバスを無制限に利用できます。
6. **免税店での即時払い戻し限度額の上昇**:外国人観光客が免税店で商品を購入時に受け取ることができる即時払い戻し限度額が2倍に増えます。これまで1回あたり50万ウォン、合計250万ウォンだったものが、1回あたり100万ウォン、合計500万ウォンと2倍に上昇します。