アプリメーターで不当料金請求がなくなる韓国タクシー
写真提供:連合ニュース
ソウル市7.2万台、地方1.8万台のタクシーにアプリメーター採用
料金がGPSベースに自動計算され遠回り、不当割増、乗車拒否等ができなくなる
日本より安くて、便利な韓国タクシー。韓国タクシーにはバスより早く移動できるという長所があるが、遠回り、乗車拒否、不当料金請求などによって観光客が被害を受ける恐れがあるという短所も存在する。
特に言葉が通じなくて抗議も出来ない外国人に不当料金請求に関連した被害事例が多いが、ソウル市ではこれからこのような心配はしなくてもいい。なぜなら、ソウルタクシー料金を算定する機器であるメーターを全面的に交換したからだ。ソウル市が交換したと発表したタクシーメーターは、果たしてどのように変わったのか?
ソウル市、今年2022年内に全部アプリメーターに交換
写真提供:ソウル市
ソウル市は、年内にソウルで運行されるすべてのタクシー(7.2万台)のメーターをアプリメーターに交換すると伝えた。 アプリメーターはGPSを基盤に作動するメーターで、リアルタイムの自動車位置情報を通じて時間と距離、速度を計算して料金を算定する。
アプリメーターは車輪回転数を基盤に料金を算定した従来の機械式メーターより正確度が優れている。 実際、アプリメーターはそれぞれ0.87%、1.05%の料金誤差率と距離誤差率を記録したが、これはそれぞれ2%、4%の料金誤差率と距離誤差率を記録した機械式メーターより顕著に低い数値だ。
ソウル市だけではない。首都圏の仁川、京畿道の12市等下記の表の地域にある1.8万台のタクシー対象にアプリメーターが採用さ入れる。
資料提供:Tmoney Co., Ltd.
アプリメーターに変わると運転手がタクシーメーターを操作できない
時間・距離・位置ですべての料金が決まる
写真提供:Tmoney Co., Ltd.、PAPAGO自動翻訳
既存の機械式メーターの場合、出発、停車、割増運行をする場合、該当するボタンをいちいち手で押して操作しなければならなかった。この場合、運転手が故意にボタン操作で平常より高い料金を請求する危険がある。しかし、アプリメーターの場合、地図と記録された時間に基づいてすべての操作が自動的に行われる。深夜割増、市外割増、経路等韓国の道路とタクシーメーターシステムがわからなくても運転手が操作できるものがなく、アプリで自動に計算されて経路も表示されるので、外国人も安心できる。しかもこのサービスは英語、中国語、日本語も提供される。
GPSをベースに料金を算定するアプリメーター。 ソウル市だけではなく、全国的に計画通りに進めば、韓国を旅行する観光客は、安心して楽にタクシーが利用できるだろう。