11月30日からソウル地下鉄スト…「運行率70%水準」
写真提供:鉄道経済新聞、ソウル交通公社
11月30日から地下鉄2~8号線ストライキ、運行率70%水準
12月2日からKTX、1号線、京義・中央線、水仁・盆唐線ストライキ予告
日程を余裕に調整必要
ソウル地下鉄を運営するソウル交通公社労働組合がストライキに突入し、30日から地下鉄運行に支障が予想される。 ソウル交通公社労組は11月30日、賃金·団体協約交渉決裂により昼間勤務が始まる午前6時30分からストライキを始めた。
ソウル交通公社は地下鉄2~8号線と9号線2·3段階区間を運営してる。 ソウル交通公社とソウル市はストライキにともなう運行支障を最小化するために代替人材を投入する予定だ。 退職者、非組合員などを投入して乗客が最も集まる出勤時間帯(午前7~9時)には地下鉄を普段の水準で正常運行するのが市の目標だ。
代わりに地下鉄の混雑度が低い昼間の時間帯の運行率は普段の72.7%水準に低くなる。 退勤時間帯(午後6~8時)は普段の85.7%水準で運行する予定だ。 合わせて出退勤時間帯の市内バス集中配車時間を30~60分延長し、市民が多く集まる駅舎には貸切バスを配置して運行することにした。
KORAILの共同運行区間も影響される
韓国鉄道公社(KORAIL)は、ソウル交通公社労組のストで、ソウル地下鉄の共同運行区間である1号線、3号線(一山線)、4号線(安山果川線)の全電動列車の運行時間が調整されると発表した。
ソウル地下鉄1、3、4号線の列車運行間隔が調整されたことにより、平日基準運行率が平時比72~93%水準に下がることになった。
1号線仁川~九老~楊州区間と餅店~光云大区間は平時比93.4%水準で運行され、3号線一山線大化~紙杻区間は平時比72.0%水準で運行される。
また4号線安山~果川線烏耳島~南大嶺区間は86.8%水準で運行される。
KORAILは「市民の不便を最小化するために出勤時間帯には普段通り運行するが、昼の時間帯など平常時間には運行率がやむを得ず修正される」と説明した。
それと共に「ソウル交通公社労組ストライキと全国鉄道労働組合怠業で列車遅延が予想されるだけに忙しい顧客は他の交通手段を利用してほしい」と要請した。
韓国を旅行する計画がある日本の観光客は、普段より地下鉄の運行が遅延になる確率が高いため、日程を余裕に調整することをお勧めする。
一方、12月2日からはKTX、1号線、京義・中央線、水仁・盆唐線を運営するKORAIL労働組合もストを予告しているので、鉄道を利用する観光客はバス利用・タクシー利用など代替の交通手段を考慮したほうがいい。