10月7日、韓国首都圏・空港鉄道料金値上げ及びソウル地下鉄15分以内 無料再乗車可能
写真提供:KORAIL、PAPAGOイメージ翻訳
・ソウル地下鉄料金値上げ
2023年10月7日から、首都圏(ソウル、京畿、仁川)の地下鉄の基本運賃が、これまでの1250ウォンから150ウォン値上げされて1400ウォンに調整されます。この変更は、ソウル市が運賃値上げ案を確定してからわずか3ヶ月後に実施されることになります。
さらに、ソウル市は2024年10月から、地下鉄の運賃を150ウォン追加して1550ウォンに引き上げる予定です。もともとソウル市は、バス運賃が300ウォン値上げされた8月と同様に、地下鉄運賃も300ウォン値上げしようとしましたが、政府の公共料金凍結方針に従い、2段階に分けて値上げすることを決定しました。
また、地下鉄1回券の運賃も150ウォン値上げされ、1500ウォンになります。1回券の場合、発売機の運用スタッフや関連コストを考慮して、既存の交通カードよりも100ウォン高く設定されました。
さらに、青少年(中高生)と子供の運賃も、2007年以来16年ぶりに調整されました。青少年(中高生)の運賃は800ウォンに上がります(80ウォン値上げ)、子供の運賃は500ウォンに調整されます(50ウォン値上げ)。
・空港鉄道料金も値上げ
空港鉄道は、10月7日から一般列車と直通列車の運賃を値上げすると発表しました。この値上げは、首都圏の地下鉄の運賃値上げを含む影響を受けたもので、一般列車の独立運賃区間に関しては、2007年の空港鉄道開通以来、初めての値上げです。
空港鉄道の運賃体系は、ソウル駅から清羅国際市駅までは首都圏の都市鉄道と一体の運賃が適用され、清羅国際市駅から仁川空港第2ターミナル駅までは独立運賃区間として運行されています。
したがって、一般列車の一体の運賃区間の基本運賃は、大人が1250ウォン、中高校生が720ウォン、子供が450ウォンでしたが、10月7日からはそれぞれ1400ウォン、800ウォン、500ウォンに値上げされます。独立運賃区間の基本運賃も、現在は大人が900ウォン、青少年(中高生)が720ウォン、子供が450ウォンですが、それぞれ1050ウォン、800ウォン、500ウォンに値上げされます。
また、乗換運賃区間も2015年以来の8年ぶりの値上げとなります。
ソウル駅から仁川空港第2ターミナルまでの一般列車の運賃は、大人の場合4750ウォンから、5050ウォンに値上げされます。直通列車の特別割引率も調整されます。直通列車は、ソウル駅から仁川空港第1、第2ターミナル駅までノンストップ運行する列車です。現在、直通列車の割引運賃は、大人が9,500ウォン、交通弱者(子供、高齢者など)が7500ウォン、常駐職員が6500ウォンですが、10月7日からはそれぞれ1万1000ウォン、8000ウォン、7000ウォンに値上げされます。
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・15分以内 無料再乗車可能
2023年10月7日から、ソウル地下鉄では、トイレなどに行くために改札外に出ても、15分以内に再度乗車すれば、追加料金を支払う必要はありません。また、地下鉄の運行停止や遅延により、未乗車の乗客が運賃の払い戻しを申請できる期間も、7日から14日に延長されます。
ソウル市は、2023年10月7日から正式に導入することを、2023年9月25日に発表しました。地下鉄の再乗車は、地下鉄駅で下車した後、基準時間内に同じ駅から再度乗車すると、追加料金が課金されない制度です。
バスとは異なり、地下鉄を利用する際、逆方向のプラットフォームに渡って列車を乗り換える場合や、トイレに行くために改札外に出て戻ってくる場合などは、基本運賃を再度支払わなければなりませんでした。これらの不便を解消するために、市は「創意行政1号」として選定された再乗車制度を2023年7月1日から試験運用してきました。
試験運用時には、10分以内に再乗車する必要がありましたが、正式導入に伴い、再乗車可能な時間を15分に延長しました。改札とトイレの距離が遠い地下鉄駅が多く、移動に時間がかかる交通弱者などを考慮して、基準時間を延長する必要があるとの要望が多かったためです。
これまでの適用エリアは、ソウル交通公社が運行する1号線ソウル駅(地下)〜清凉里駅(地下)、3号線紙杻駅〜梧琴駅、4号線榛接駅〜南泰嶺駅、6号線鷹岩駅〜烽火山駅、7号線長岩駅〜温水駅などであり、2号線、5号線、8号線、9号線は全区間で適用されていました。これに加えて、牛耳新設線、新林線なども適用エリアが拡大されました。
この制度拡大により、地下鉄の利用者のうち、平均約4万1,000人、年間約1,500万人が再乗車制度の恩恵を受けると予想されています。市は首都圏全体の路線で再乗車制度が定着できるように、京畿、仁川、KORAILと協議を継続しています。