韓国語能力試験(TOPIK)、海外での試験回数を2倍に
写真提供:シカゴ韓国教教育院
韓国教育部は11日、2024年の韓国語能力試験(TOPIK)の実施計画を発表しました。
来年の実施計画のうち最も大きく変わるのは、海外での試験回数です。今年4回行われた海外での試験は、来年には最大8回に増えます。
TOPIKは、韓国語を母国語としない在外同胞·外国人を対象に韓国語能力を評価する試験で、その結果は国内大学留学や就職で資格として認定します。
海外での試験回数の増加は、韓国語能力試験に対する需要が増加しているのに対し、海外での受験機会が不足しているという現場の意見を反映したためです。
来年の韓国語能力試験の読解・聞き取り・筆記試験(TOPIK1、2)は韓国のみでの1回を含め、筆記試験(PBT)で6回、インターネット基盤試験(IBT)で3回の計9回実施されます。
韓国語によるコミュニケーション能力の評価を強化するため、2022年に導入されたスピーキング評価はIBTで3回行われます。
今回の海外現地試験拡大措置は8月の「留学生教育競争力向上方案」(スタディコリア300Kプロジェクト)にともなう後続措置です。 2027年までに韓国を訪れる留学生の規模を現在の2倍の30万人に拡大する方針です。
韓国語能力試験の受験者は2017年の70ヶ国29万638人から2019年に83ヶ国37万5871人まで増えましたが、コロナパンデミックの影響で2020年には42カ国21万8869人に減少したりもしました。しかし今年は41万7800人まで急増し、初めて40万人を突破しています。
辛文圭(シン・ムンギュ)教育部企画調整室長は「ベトナム、インドネシア、インドなど、留学需要が増えている国を中心に海外での試験を大幅に拡大し、韓国に留学しようとする学生が大学に入学するのに問題がないよう徹底的に対応する」と説明しています。