MLB:LAドジャース大谷、来年3月ソウルでの開幕戦で公式デビュー…パドレス金河成と直接対決へ
米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース移籍が決まった大谷翔平選手(29)が、来年3月、韓国・ソウルでパドレス相手にデビュー戦を迎えることになりました。
10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約で、大リーグ史上最高の契約額となった大谷選手の背番号は今季まで所属していたエンゼルスで付けた「17」に決まりました。
この発表を受け、米スポーツ専門局ESPNは大谷選手のドジャースでの公式戦デビューとなる来年3月20日、21日に韓国ソウルで行われるパドレスとの開幕2連戦を全米中継することを発表しました。
韓国でメジャーの公式戦が開催されるのは初めてで、同試合は、もともとパドレスに所属する韓国のスター、金河成(キム・ハソン)選手(28)の凱旋試合ということで注目を集めていました。
金河成選手は韓国プロ野球(KBO)リーグを経て、2021年に大リーグ入りし、存在感を示し、先月はアジア人内野手としては初めてMLBゴールドグラブ賞(ユーティリティープレーヤー部門)を受賞しました。
そこへ、大谷選手がドジャースに入団したことにより、その注目度はさらにアップ。
また、パドレスにはダルビッシュ有選手も在籍しており、アジアのスター選手が韓国に集結することになりました。
試合が行われる高尺(コチョク)スカイドームは、韓国唯一のドーム球場として、2015年秋にオープン。これまでWBCやプレミア12など数々の国際大会が行われてきました。
多くのスター選手が集結するだけにチケット争奪は必至の様相です。
日本の野球ファンの多くがソウルを訪れることになると予想され、様々な面で大ヒットの要素を備えたソウルシリーズとなりそうです。
また、高尺スカイドームはMLB機構と協力し、MLBの基準を満たす人工芝に張り替えるなど、大々的な工事を進めています。
世界の人々の注目を集める大型イベントマッチのため、MLB機構とソウル市が万全の準備を進めており、工事期間は来年3月までを予定しています。